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EVENT REPORT:GOGO BROTHERS LIVE "Story of Reason” 2014. 4.6 sun DDD AOYAMA CROSS THEATER

2014.6.5

 GOGO BROTERS。ロックダンスを作ったアメリカのダンスチーム『THE LOCKERS』のメンバー「TONY GOGO」を父に持つ、ストリートダンス界のサラブレッドである。その彼らが、ストリートダンスシューズブランド「JADE」特別協賛の下、LIVEを行った。 ダンサーが行うワンマンLIVEや舞台を見たことあるだろうか? 体を動かすダンサーにとってワンマンで2時間にも及ぶステージを作り上げるのは大変な事である。今回彼らはそれをやってみせた。もちろん彼らの実力や経歴による力も大きいが、今回総合演出を行ったダンサーSETOのプロデュースも逸脱であった。  MC. USKのナレーションによりLIVEが進行を始める。そして本日の主役「GOGO BROTERS」が登場し、ダンスショーが始まった。これぞLOCKと思わせる、深みのあるダンスで観る者を圧倒。体のパーツの使い方が、人間離れしたレベルまで達しており、さすがとしか言いようがない内容であった。もっと観たい! もっと踊って欲しいという観客の気持ちとは裏腹にショーが終わると、今度は彼らのLOCKダンスのムーブをフィーチャーしたショーが始まる。しかも彼らの解説付き映像と共にである。これは全国のLOCKダンサーはここに集まって、観るべきとも言える内容だった。その後、鏡を使った、POP・アニメーションを取り入れた、世界観のあるショーを披露し会場を魅了した。  GOGO BROTERSと言えば、やはりTONY GOGOを父に持つという言葉が一緒に思い浮かぶが、彼らのダンスの実力は血や環境で作られた物だけでなく、何よりも努力と練習量の賜物で、武器であることを証明した。  JADE原宿店にて撮影された、GOGO BROTERSインタビューでは、彼らの音楽への思いが語られた。REIはベースをYUUはトークボックスを得意とし兄弟でセッションをしたりするという話から、次は音楽LIVEが幕を開けた。彼らの普段見れない姿と、楽器の演奏をしつつダンサーらしく音に合わせて踊る、そしておちゃめな一面など、生でしか感じる事の出来ない時間を会場全体で共有した。 そしてLIVEも後半に差し掛かかり、次に何を魅せてくれるのだろうという期待を胸に待ち侘びていると、なんと兄弟でダンスバトルを行う企画がスタート。ジャンプ・ハードヒット・ウィッチウェイの3本勝負で行われたダンスバトル。ガチバトルというよりも遊び心を大事にした企画であったが、そのあとは真面目なバトルを行い、YUUが兄弟対決を制した。  最後に彼らの幼い頃からの軌跡をたどったVTRが流れ、もうこの楽しい時間も終了してしまうという寂しさとここまで楽しませてくれた余韻に観客が浸る中、VTR終了後、最後のダンスショーが行われ「JADE presents GOGO BROTHERS LIVE "Story of Reason”」は幕を閉じた。  LIVEを作るという事は、簡単な事ではない。特に一つのダンスユニットがLIVEを作り上げるのはとても難しい事で、成し遂げられるダンサーをごく一握りだろう。今回全体の構成を含め、LOCKダンスが好きな人はもちろん、ダンスをあまり知らない人でも楽しめるエンターテイメントになっていた。ここまでたどり着いた、GOGO BROTHERSはなおこう語る。新しい事への挑戦は忘れない・・・と。 今後も躍進を続けるGOGO BROTHERSの活動に注目していきたい。 今回 GOGO BROTHERSが使用したシューズは本誌JADEのページでも特集。要CHECKだ。

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